Namaのゆるドミ日記~JICA海外協力隊ドミニカ共和国~

JICA海外協力隊2021年度5次隊(ドミニカ共和国)。日記も兼ねてブログ書くことにしました✨

ドミニカ共和国233日目~Pico Duarte1日目~

ドミ共生活233日目です🇩🇴✨️

 

今日から始まりますPico Duarte登山🗻Pico Duarteはドミニカ共和国最高峰の山で標高は3101mです。私たちの予定は1泊2日。メンバーは日本人の協力隊隊員4名と日系人2名の6人のグループです。登山口がすでに標高1110mの地点にあるので、2000mほどを2日間で登りきる強硬スケジュールです。登山は京都の大文字山とペルーのマチュピチュ遺跡隣のワイナピチュしか経験のない私に果たして登れるのか😅4時に起きて朝食をを頂いて、テントなどの荷物を詰め込んだら登山口まで出発です!登山口までは1時間の道のり。まだ夜が明けない暗がりの中山道をずんずん進んでいきます。そして空が少し明るくなった頃に登山口入口の国立自然公園に到着。駐車場でガイド、Mura(ロバと馬の合いの子)、Muraを操る方の集団と合流。テント、寝袋、食料などは全てMuraに積みこみます。それから日系の方はお金の半額をガイドさんにお支払い。話を聞くと、最初にお金を全額支払うと当日ガイドが来なくてだまされたり、すっぽかされるケースがあるそうです💦ドミニカ共和国恐るべし😣まずは国立公園の管理事務所でこの自然公園について、環境保護についてのレクチャーを受けます。そしていざ登山口へ!!

登山口の周りにはすでにこの地域の固有種の鳥と出会うことができました🐥

朝6時夜明けと同時に登山開始です。まさかドミニカ共和国に来て登山に初挑戦するとは思っていなくて、装備は普段のリュックにPumaのメッシュ素材のウォーキング用のスニーカーというかなりの低装備😅他の隊員の方は日本から登山靴を送って頂いたそうです。道は前日に雨が降っていたのかけっこうぬかるんでいるころがあったり、橋もない中小さな川を越えなければいけなかったりと開始1時間もたたないうちにスニーカーの中には水が入りこみ外はドロドロに💧道は登ったり、降りたりの山道でけっこうな急斜面もあります。靴が靴なので滑らないようにふんばりながら進みます!富士山を登ったことある方からは富士山よりもまわりの景色がきれいだから退屈しないで歩けるとのこと💡

途中に見える山々に癒してもらいながら登ります。登りはじめはウルトラライトダウンがないと寒いくらいだったのに登っている途中に汗が噴き出てきてライトダウンは脱いで半袖1枚に🥵これは冬だからいいけれど、夏には絶対に登れないなぁと実感。4時間ほど歩いた途中には休憩スポットがあり、そこでしばしのおやつタイム。JICA事務所の日系の職員の方から頂いたおやつのバーがしみます✨️水分補給もしたので、お手洗いにいきましたが驚愕😅本当に地面に穴が開いているのみ!自然保護のためお手洗いも簡易化しているということでしたが、驚きでした😣水再び出発!次はお昼休憩とのことで、ご飯につられて自然とがんばる力もわいてきます(笑)標高1735mまで登ったところでお昼12時前。休憩もはさんでいますが、すでに8時間近く歩いているため看板の前ですまして写真をとっていても現実はこんな感じでございます。ここでランチタイム。先に行っててくれたMuraちゃんとも合流してパン、ハム、チーズやフルーツ、ドミニカ共和国のアレッパ(トウモロコシ粉を使った焼き菓子)を食べながらしばし休憩です。ランチで力を取り戻して再び出発。途中でお水を汲めるAgua fría(冷たい水)という泉があるそうでとりあえずそこを目指し、その後は今日のキャンプ地へ。明日は3時起きなのでなるべく早くキャンプ地に着いて休みたいところ。ランチから再び歩くこと4時間。標高は2700mまで上がってきました。お水もそろそろ底をつきかけてやっとお水を汲めると泉に到着したものの、水汲み場はとてもじゃないですがお水を汲みたい!と思えるきれいさではございませんでした(苦笑)日本人みんな泉を覗いて水の調達は断念しました。でも、日系人の方がもっていたドローンを飛ばしてくだだったのでがっかりから楽しい時間に早変わり。ドローンってすごい!!めちゃくちゃきれいで楽しかったです!!そこからキャンプ地まではまさかの過酷な上り、そしてかなりの下り道…これまで登った意味はどこへ。さすがに少し疲れが出てきてここからはMura emergencia(緊急用ラバ)に交代で乗せてもらって足を休めながら向かいます。このMuraけっこう揺れますが意外と体の軸がしっかりしていて、モロッコで乗ったラクダよりははるかに乗りやすかったです。下り道に少し心折れて気持ちも下がってしまったのと疲れからかキャンプ地到着直前の川渡ですべって転んでお尻から下がびしょ濡れになりました。これから寒い夜が来るのにどうしよう。キャンプ地は標高2650m。予定よりも1時間半遅れ到着したころは7時前。日も暮れてあたりは夜の闇に包まれだしています。今日寝る予定の場所にテントをみんなで設置。ログハウス(というか木造倉庫)が開いていたのでここにテントをはることに。日系人の方が言うに夜はかなり冷えるので風を少しでも遮るものがあった方がいいとのこと。私はその間、別の方が起こしたキャンプファイヤーに当たらせてもらって濡れた体を乾かしていました。寝袋も設置したところで夕食へ。夕食はガイドさんたちがSancochoとご飯を用意してくれていました。日が暮れてかなり冷え込んできていたのと体も半乾きだったこともあってスープがありがたい。ご飯をスープに投入してドミニカ共和国でいうasopao(お米入りスープ)にしてお代わり。自然と空腹が最高のスパイスになっておいしかったです。夕食後はキャンプファイヤーに当たってマシュマロを少しつまんだりしました。その頃には吐く息も白く、気温は5℃以下になっていました。ドミニカ共和国で息が白い体験ができるなんてPico Duarteならではです。シャワーはもちろんなく近くの川で体を洗えるとのことでしたが寒さのためみんな辞退。足の筋肉がかなり張っていて、明日は確実に筋肉痛がきそうな予感。マッサージガンを持ってきていたので、寝る時間も惜しかったのですがマッサージ。別の隊員の方にもマッサージして就寝。明日なんとか頂上まで登れますように。